アイロトゥート <色と音>

Every day is a new day.

マダニ・ヤマビルに効く虫よけスプレー

森林を歩くことが多いのですが、森林は五感が研ぎ澄まされるようで、歩いていて気持ちよく、新たな発見もあって大好きな場所です。ただ、森林はたくさんの虫も多く、虫を観察するのは楽しいのですが、やっかいな虫もいます。それはマダニです。

犬を飼っていると、散歩中、草むらの中へ入ったりするとマダニが付いてくることがあり、どのような形か、どのような大きさなのかよく分かるのですが、ペットがいないと実物を見たことがないので衣類や靴についていても気づかないことがあります。

藪こぎをすると体の上の方にも付く可能性がありますが、たいがいは足元、靴やズボンに付いてきます。ノコノコと歩いて皮膚が露出しているところに移動し、頭を皮膚の中に潜らせるように食いついて吸血します。

 

マダニは卵から孵ると1mmくらいの親と同じような形の小さなマダニとなり、この状態で生き物の血を吸い脱皮、そして少し大きな、でも親と同じような形のマダニとなります。更に吸血し脱皮、成虫3〜4mmとして吸血、そして卵を生みます。

脱皮するにも、卵を生むにも動物の血液が必要です。

嫌なのは、噛み付く時に皮膚に頭を突っ込み、無理に取ろうとすると皮膚の中に頭だけが残ってしまい、化膿することもあるということです。

さらに怖いのは感染症の原因になることで、治療法がなく、亡くなっている人も出ています。

 

そこで、草むらや藪、森林に入る時には、首にタオルを巻いたり帽子をかぶったり、皮膚の露出を少なく。私はウインドブレーカーのようなツルツルの素材で、すぐに気づくよう明るい色を着ることが多いです。これだと付いた時に黒っぽい点が動いているのですぐに気づきます。そして、森から出たら、まずダニチェック。この時点で見つければ被害なくすみます。

もし見つけたとしても、硬いので潰せません。セロテープで貼り付けて、セロテープを折ってマダニを挟み、そのままゴミ箱へ入れた方がいいです。

 

森に入る前には防虫スプレーを忘れずに。靴や足元などにかけておいた方がいいです。

防虫スプレーはディート30%のものが一番強いのでこちらを使っています。

ただ子供には使えません。

 

 

 

 

 

そして最近良く聞かれるようになったヤマビル。感染症はないので血を吸われるだけなのですが、見た目が気持ち悪いことや、噛まれたあとの血が止まらないことなど、できるだけ防御したいです。

最近問題になっている鹿の増加がありますが、鹿についてヤマビルも生息域を広げているようです。困ったことに天敵がいないため、ひたすら防御するしかありません。

 

以前、長靴を履いていて、隙間なくズボンを履いて落ち葉の中を歩いていたらヤマビルが長靴にたくさん付いていたことがありました。びっくりして長靴のヒルを払い落とし、すぐに長靴を脱いだら、わずかな隙間から中にも潜り込んでいるものが数匹いました。ゾッとしました。近くにあった石で潰そうとしましたが、どこかで見た硬いゼリーのお菓子のように、石で押しても潰れないのです。

 

 

 

 

落ち葉など湿ったところでじっと待っているので、長靴などを履く、長靴とズボンの間にわずかな隙間も作らない(長靴とズボンの間をガムテープを巻いて塞ぐ人もいます)、そしてスプレーを丹念にかける、など、気をつけるしかありません。また、木の上から落ちてくることもあるそうなので(私はまだ木の上から落ちてきたことは経験していませんが)、帽子をかぶる、首にタオルを巻くなども忘れずに。

知り合いは「ヤマビルは病気を媒介しないから、ちょっとくらい血を吸われたって大丈夫よ」と言っていますが、私は気持ち悪いので絶対に献血しないよう気をつけています。

 

これから森林を歩く機会が増えるので、今年もしっかり防御しようと思います。